田舎の理学療法士

田舎の急性期大学病院勤務PT&大学院生PTのメモ用ブログ(2人で運営してます)

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

高強度インターバルトレーニングによる神経体液性因子への影響

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は以前の記事の最後で紹介しかけて出来なかった、高強度インターバルトレーニング(HIIT)と神経体液性因子のお話です。 そもそも神経体液性因子って何?という方へ。 簡単に言うと、心臓の負荷や尿量の調整、血圧のコ…

脳卒中患者の体幹機能障害の原因②:先行随伴性姿勢制御(予測的姿勢制御 or Anticipatory Postural Adjustment)

こんばんは。 前回は体幹機能障害と筋力低下について記事を書きました。 今回は体幹機能障害とAnticipatory postural Adjustment:APA(先行随伴性姿勢制御 / 予測的姿勢制御)について紹介したいと思います。 皆さんAPAはご存知でしょうか? APAは随意運動…

脳卒中患者の体幹機能障害の原因①:筋力低下

こんばんは。 前回は座位IPSについてご紹介しました。 今回は体幹機能の低下の原因について少し文献を紹介したいと思います。 Q:なぜ脳卒中患者さんの体幹機能は低下するのか? A:その原因の一つは筋力低下です。 Bohannon RW.: Lateral trunk flexion stre…

続・脳卒中患者の体幹機能評価⑥:座位 Index of postural Stability(IPS)

こんばんは。 最近は、寒くなってきましたねT-memoです。 脳卒中患者の体幹機能評価についてもう一つ紹介したいと思います。 今日は脳卒中患者の体幹機能評価の座位 Index of postural Stability(IPS) について紹介します。こちらは非常にユニークな方法の…

高強度インターバルトレーニングの安全性③「心機能の低下した心不全患者にHIIT適応しても平気?」

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は心不全患者に高強度インターバルトレーニング(HIIT)って適応可能なの? についての文献をご紹介します。 一般的には、心不全患者は多疾患の並存するようなハイリスク患者が多いです。 よって、運動処方ではリスク回…

脳卒中患者の体幹機能評価③:Functional Assessment for Control of Trunk(FACT)

こんばんは。 今日はFunctional Assessment for Control of Trunk(FACT)について概説します。 FACTは奥田らによって開発された体幹機能評価です。 www.jstage.jst.go.jp FACTは体幹機能をより治療指向的に評価する内容となっております。 この評価の開発では…

高強度インターバルトレーニングの安全性②「設定した運動強度、ちゃんと合ってる?」

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は以前書かせて頂いた「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」の安全性の続きです。 高強度インターバルトレーニングの安全性① - 田舎の理学療法士 https://t.co/dUyq65OTs8— 田舎の理学療法士 (@nirbanana1) 2018…

高強度インターバルトレーニングの安全性①

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は前回ご紹介した高強度インターバルトレーニング(HIIT)の安全性に関する 報告をご紹介したいと思います。 高強度なんて聞くと、 「心疾患患者にHIITって、ほんとに適応可能な介入方法なの?」 という疑問があると思…

高強度インターバルトレーニング(HIIT)の概要

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日はスポーツ領域やヘルスケア領域で何かと話題の 「高強度インターバルトレーニング(HIIT:High-intensity interval training)」 その概要についてお話します。 Paul Laursenらによると、HIITとは 「Anerobic thresh…