田舎の理学療法士

田舎の急性期大学病院勤務PT&大学院生PTのメモ用ブログ(2人で運営してます)

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第1弾:talk testの有用性について「talk testとその生理学的背景」

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 前回の最後に酸素摂取量と心拍数に関連する記事を書くと謳っておきながら、 今日のお題は堂々とtalk testです。 すみません、気になる記事をたまたま見つけてしまったのです。 と言う訳で、まずはtalk testに関連する生理…

第2弾「運動処方と自覚的疲労感について」

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は前回のお話の続きである、修正borg scaleを運動処方として使うのってアリなの?といった内容のお話です。 よかったら前回の記事も見ていただけると話の流れが分かるかと思います。 t-memo.hatenadiary.jp 普段から…

第1弾「運動処方と自覚的疲労感について」

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 だいぶ寒くなってきて、更新もスローペースになってきてしまいました。 今日は、運動処方における自覚的疲労感(RPE)の有用性についてお話ししようと思います。 RPEは、6-20で表す自覚的疲労感を表現するborg scaleや、10…

高強度インターバルトレーニング(HIIT)が血管に良い影響を与えるか?

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は少し前に書いてた記事について、少し付け加えるような内容となってます。 それは、タイトルの通り、なんで高強度インターバルトレーニングは血管の内皮機能に良い影響を与えてくれるのか。 その根拠となりうる報告…

6分間歩行試験が運動処方にも使える?

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は6分間歩行試験を運動処方に用いた報告を見つけたので、それを報告したいと思います。 前回の記事では、6分間歩行試験について簡単にまとめています。 3分くらいでサッっと読めるので、よかったらこちらをご参照下さ…

6分間歩行試験(6MWT, 6MWD)について

どうも。 田舎のPT、イナピーです。27歳です。 歳が近かったらどうかこの先の記事も読んでください。 今日は、歩行のパフォーマンス能力や運動耐容能評価の一つとして臨床で簡便に活用される、6分間歩行試験(six minutes walking test:6MWT)についてお話しし…

karvonen法(heart rate reserve)での運動処方の利点と欠点

どうも。 田舎のPT、イナピーです。 今日は、皆さんおなじみのkarvonen法についてのお話です。 聞きなじみのある話だと思いますので、理解しやすいかと思います。 臨床ですと、とりわけ急性期においては、年齢から算出する予測最大心拍数「220-age」から安静…

脳卒中患者さんの体幹機能を改善するには!?①

こんばんは。 突然ですが、皆さんは脳卒中患者さんの体幹機能を上げることの意義についてどうお考えでしょうか?臨床をしていると「あの人は体幹をもう少し鍛えたほうが良い」とか「体幹がまだまだだね」といった話をされるかと思います。動作能力の改善に体…