脳卒中患者の体幹機能評価③:Functional Assessment for Control of Trunk(FACT)
こんばんは。
今日はFunctional Assessment for Control of Trunk(FACT)について概説します。
FACTは奥田らによって開発された体幹機能評価です。
FACTは体幹機能をより治療指向的に評価する内容となっております。
この評価の開発ではICC(2,1)=0.96であり、κ係数は0.62〜1、クロンバックα係数は0.81であることが報告されており、臨床での導入が可能な信頼を備えています。(奥田,2006)
また、数年後に江連らはFACTはFIMとの相関があることを報告しており、ADL に体幹機能が重要であることを報告しています。(江連,2010)
評価内容については日本語の論文ですのでアクセスしていただいて読んでいただければと思います。
しかし、このFACTという評価は非常に優秀でして、慣れれば5分程度で測定が可能です。姿勢変換が少なく、日々の臨床で非常に使いやすい評価ではないでしょうか?新人などが症例報告するのにもいいかもしれませんね。
※記事が消えてしまっていたので再度のupです。