セラピストが知るべき経頭蓋磁気刺激の知識!:シーターバースト刺激
こんばんは。
今日はセラピストが知るべき経頭蓋磁気刺激の知識シリーズでTheta Burst Stimulation:TBSについての紹介です。
少し前に予測的姿勢制御の論文を紹介していましたが、次に紹介する論文はデバイスの知識を紹介しておくと理解が早いのでサクッと解説します。
皆さん反復経頭蓋磁気刺激法はご存知ですか?
これは大脳を興奮状態にしたり抑制状態にしたりと神経の状態を調節することができる磁気刺激装置になります。
中枢神経のリハビリテーションに関わる方には是非とも知っていただきたい知識です。
今日は前回からの続きでTBSについて紹介したいと思います。
(前回の記事は一番下に貼り付けてあります)
図 野嶌, 2013 より一部改定
3 連発の刺激を 50 Hz の周期で200 ms 間隔で繰り返し、シータ周波数(すなわち5Hz)の刺激を脳に与えます。intermittent TBS(iTBS) は間欠的な刺激様式で皮質を興奮状態にします。 continuous TBS(cTBS)は機能的には抑制状態します。筋収縮時運動閾値)の 80%程度で刺激するので痛みも少ないのが特徴です。
このような刺激を脳の様々なところで刺激することにより特定の部位を抑制したり促通したりして反応の変化をみたりするわけですね。
ということで今日はここまで。
次回はrTMSの4連発刺激について紹介したいと思います。
Reference