脳卒中患者の体幹機能評価⑤：Trunk Control item of the Postural Assessment Scale for stroke(PASS-TC)

こんばんは。

今夜はThe trunk control item of the Postural assessment scale for stroke patient（PASS-TC）について「概要」を紹介していきたいと思います。詳細は参考文献を読んでいただければと思います。

www.ncbi.nlm.nih.gov

PASS-TCは原本のPostural Assessment scale for strokeから選択した5項目（支持のない座位、背臥位から麻痺側・非麻痺側への寝返り、背臥位から端座位、端座位から背臥位）から構成されます。各項目の点数は0-3点の4段階評価になります。PASS-TCの合計点は0-15点となり、点数が高いほどパフォーマンス能力が高いことを示します。(Hsieh L,et al，2002)

この論文の中では級内相関係数、クロンバックのα係数、収束的妥当性が良好であることや包括的なADL機能を予測する上で有用である可能性を報告しています。(Hsieh L,et al，2002)

Reference 

1. 1. Trunk control as an early predictor of comprehensive activities of daily living function in stroke patients. - PubMed - NCBI

こちらも臨床導入がしやすい評価かと思います。

今回は脳卒中患者の体幹機能評価ということで概要のみを紹介しておりましたが、次回からはまた少しテーマを変えてやってみたいと思います。

文章を書くということは大変ですね。今度からはPICOの形に合わせて簡単に紹介するブログにしていきたいと思います。