田舎の理学療法士

田舎の急性期大学病院勤務PT&大学院生PTのメモ用ブログ(2人で運営してます)

セラピストが知っておきたい経頭蓋磁気刺激(TMS)の知識!

こんばんは。

 

本日は経頭蓋磁気刺激法で何がわかるの?

 

というタイトルで理学療法士が知っておきたいパラメーターについてお伝えしたいと思います。みなさんTMSについてはご存知でしょうか?TMSと言いますと治療用の反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)のイメージが強いのではないでしょうか?

 

TMSはrTMS以外にも様々な使い方ができます。今後はTMSのパラメーターについても紹介していきたいと思いますが、まずはTMSの原理についてです。

 

Q:経頭蓋磁気刺激法(Transcranial Magnetic Stimulation:TMS)とは一体なんなんでしょうか?

A:磁力を使って脳を非侵襲的に刺激することが可能な装置です!

 

TMSの原理はFaradayの磁気誘導の法則に基づくもので、コイル内に瞬間的に電流を流し、磁場を発生させ、生体に過電流を生じさせます。(菅原,2017)

f:id:t-memo:20190128221104j:plain

 

 

これの原理を利用して脳を非侵襲的に刺激することが可能となります。

 

今後は定期的にアップしていきたいと思います。次回はパラメーターについて紹介していきたいと思います。

 

 

 Reference

菅原憲一:経頭蓋磁気刺激を利用した中枢神経機能の評価.理学療法学: 44(1);pp72-78.